pauperデッキ解説~黒単
2014年2月8日 pauper以下のデッキリストは2/3のConstructed Pauper Event
http://www.wizards.com/Magic/digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/6702985
より参照
~解説~
青単とともにTier1の一角を占める。
《見栄え損ない/Disfigure》や 《夜の犠牲/Victim of Night》、 《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》などの軽量優良除去で相手のクリーチャーを捌きつつ《騒がしいネズミ/Chittering Rats》や 《リリアナの死霊/Liliana’s Specter》といったCIPハンデス生物を展開して相手の手札とライフを削りつつ《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》でフィニッシュする低速なコントロールである。THSで《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》を得たことで大幅に強化された。
生物の枠はほとんど固定で、《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》が入る程度だが、除去の選択には自由度があり、呪禁対策の《ゲスの評決/Geth’s Verdict》や1マナ除去にして大物を狙える《悲劇的な過ち/Tragic Slip》、1対複数交換を狙える《残響する衰微/Echoing Decay》、pauperにおいて貴重な全体火力となる《墓所のネズミ/Crypt Rats》などはよく見かける。
ドロースペルの枠にはTHSで得た《骨読み/Read the Bones》が 《血の署名/Sign in Blood》と入れ替わり、土地にサイクリングランドの《やせた原野/Barren Moor》まで投入されることもある。
ドロースペルとハンデス生物と除去を詰め込んだ構成のお陰で、事故ることが少なく相手をグダらせて自分の土俵に持ち込むことが少ないデッキと言えるだろう。青単フェアリーとの相性は一概には言えず、大群のフェアリーを維持されてSSS、Dazeを構えられ、忍者でアドバンテージを稼がれると一気に苦しくなる反面、フェアリーや忍者を上手く処理できればハンデス生物を叩きつけていくだけで勝てたりする。
コンボデッキに対しては、pauperのコンボデッキはほとんど生物頼りなので、丁寧に除去していけばそこまで不利ではなく、サイドからの 《強迫/Duress》でキーカードを落としたりも出来る。
反面アーティファクトに一切触れないことから親和は苦手である。生物を確定除去する手段に恵まれている分青単ほど絶望的ではないが、相手の展開力にマナと手札が追いつかないことが多い。
また、黒コンの伝統的な傾向であるが、赤単バーンを非常に苦手とする。デッキの1/6を占める除去がほぼ完全に腐るうえ、回復手段が5マナの《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》まで待たなければならないため、ハンデスでちまちま手札を削るくらいしか抵抗手段がないのである。ゴブリンはサイドからの《減縮/Shrivel》で対応できるためそこまで苦手ではないと思われる。
総じてカードパワーが高く、総合力の高いデッキではあるが、盤面の展開が遅いためその点を突かれると一気に苦しくなるという欠点をもち、青系デッキの後塵を拝している、というのが現状であろうか。
http://www.wizards.com/Magic/digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/6702985
より参照
Constructed Pauper Event 4th Place
22 《沼/Swamp》
22 lands
4 《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4 《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》
4 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
4 《リリアナの死霊/Liliana’s Specter》
4 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
4 《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
24 creatures
4 《見栄え損ない/Disfigure》
2 《破滅の刃/Doom Blade》
4 《血の署名/Sign in Blood》
4 《夜の犠牲/Victim of Night》
14 other spells
Sideboard
4 《押し寄せる砂/Choking Sands》
3 《死の重み/Dead Weight》
3 《強迫/Duress》
2 《土牢/Oubliette》
3 《減縮/Shrivel》
~解説~
青単とともにTier1の一角を占める。
《見栄え損ない/Disfigure》や 《夜の犠牲/Victim of Night》、 《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》などの軽量優良除去で相手のクリーチャーを捌きつつ《騒がしいネズミ/Chittering Rats》や 《リリアナの死霊/Liliana’s Specter》といったCIPハンデス生物を展開して相手の手札とライフを削りつつ《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》でフィニッシュする低速なコントロールである。THSで《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》を得たことで大幅に強化された。
生物の枠はほとんど固定で、《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》が入る程度だが、除去の選択には自由度があり、呪禁対策の《ゲスの評決/Geth’s Verdict》や1マナ除去にして大物を狙える《悲劇的な過ち/Tragic Slip》、1対複数交換を狙える《残響する衰微/Echoing Decay》、pauperにおいて貴重な全体火力となる《墓所のネズミ/Crypt Rats》などはよく見かける。
ドロースペルの枠にはTHSで得た《骨読み/Read the Bones》が 《血の署名/Sign in Blood》と入れ替わり、土地にサイクリングランドの《やせた原野/Barren Moor》まで投入されることもある。
ドロースペルとハンデス生物と除去を詰め込んだ構成のお陰で、事故ることが少なく相手をグダらせて自分の土俵に持ち込むことが少ないデッキと言えるだろう。青単フェアリーとの相性は一概には言えず、大群のフェアリーを維持されてSSS、Dazeを構えられ、忍者でアドバンテージを稼がれると一気に苦しくなる反面、フェアリーや忍者を上手く処理できればハンデス生物を叩きつけていくだけで勝てたりする。
コンボデッキに対しては、pauperのコンボデッキはほとんど生物頼りなので、丁寧に除去していけばそこまで不利ではなく、サイドからの 《強迫/Duress》でキーカードを落としたりも出来る。
反面アーティファクトに一切触れないことから親和は苦手である。生物を確定除去する手段に恵まれている分青単ほど絶望的ではないが、相手の展開力にマナと手札が追いつかないことが多い。
また、黒コンの伝統的な傾向であるが、赤単バーンを非常に苦手とする。デッキの1/6を占める除去がほぼ完全に腐るうえ、回復手段が5マナの《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》まで待たなければならないため、ハンデスでちまちま手札を削るくらいしか抵抗手段がないのである。ゴブリンはサイドからの《減縮/Shrivel》で対応できるためそこまで苦手ではないと思われる。
総じてカードパワーが高く、総合力の高いデッキではあるが、盤面の展開が遅いためその点を突かれると一気に苦しくなるという欠点をもち、青系デッキの後塵を拝している、というのが現状であろうか。
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